「一条工務店の宿泊体験は気になるけど、すぐ契約しないといけない雰囲気になるのかな?」
「何が見られるのか分からないのに1泊するのは面倒だな」
そんな風に思っていませんか?
たしかにわざわざモデルハウスで1泊するのは面倒ですし、その後のセールスも心配ですよね。
私も営業さんが声をかけてくれたので経験して感じたのは、控えめに言って「楽しすぎる時間」ということ。
家の性能を確かめるという目的はもちろん、そもそも綺麗で広い家に家族水入らずで泊まれること自体、一種のレジャーとして楽しめます。
例えていうなら「就職活動のときに、いろいろな業界を見ておけばよかった」という感覚と一緒かもしれません。
ごはん代も出してくれるので、無料でキャンプのコテージに泊まる感覚で楽しめました。
下手に旅行に行くくらいなら、一条工務店の宿泊体験に行った方が楽しい!と思えるほどだったので、この経験を伝えたいと思い記事を書きました。
この記事では、宿泊体験を疑似体験できるくらい、たくさんの写真を載せています。
悩んでいるならぜひ本文を読んで、イメージをもって参加してみてください。
一条工務店の宿泊体験のスケジュールや持ち物
一条工務店から紹介された宿泊体験。
私たちが行った場所やスケジュール、持ち物を簡単に説明します。
スケジュール
宿泊体験棟にいられるのは、17時~翌日10時まで。
というわけで、フルで過ごしたスケジュールは次の通り。
17時 現地に到着し説明を受ける
営業のお兄さんが家のなかで待っていてくれました。
そこから部屋のなかの設備や出前、飲み放題などの説明を受けること30分。
たまたま私たちの宿泊棟の近くにもう1軒別の体験棟があったので、違うテイストのおうちもついでに見て18時には営業さんはさようなら。
18時 ご飯を注文、子どものご飯
出前を取ることにしたので、まずはキッチンの引き出しに入っている出前チラシを見て注文。
30分から1時間かかるので、その間に子どもの離乳食を準備し食べさせました。
18時半 大人ご飯
案外すぐ来たので、子どもを待たせたまま大人もご飯。
詳しくは後ほど説明します。
19時半 お風呂
家事をやらなくていいので、ご飯を食べたらすぐお風呂。
20時 子ども寝かしつけ
まだ1歳なので、早めに寝かせます。
空調が気持ちいいのかすぐ寝て楽ちん。
21時 大人お風呂
22時 お酒飲みつつまったりタイム
私の泊まったところはお酒飲み放題、カップ麺や軽食食べ放題なので、お腹いっぱいなのにひたすら食べました。
10時 ダスキンの清掃
10時にダスキンさんが来て清掃です。
今回なぜか9時45分くらいにダスキンさんが来てしまい、一条の営業さん待ちの時間が気まずかったです。
10時過ぎ 営業さんがお迎え&アフターケア
営業さんが来たら、領収書を渡し、その場で精算・・・と思いきや後日精算金を持ってくるそうです。
その場で契約してほしそうでしたが、旦那がイエスと言わないので今回は見送り、帰路につきます。
持ち物
事前に設備やアメニティは聞いていたので、大人用にはパジャマ、着替え、化粧品。
子どもグッズはすべて必要なので持っていきました。
忘れそうだったのが、朝食の買い出しです。
夕食は出前が出来ますが、朝は自分で準備が必要です。
近くに買いに行くという手もありますが、面倒なので前日に買っておきました。
夕食代と含め、1人3,000円(子ども含む)の範囲内であれば精算してくれます。
この辺りは後半で詳しく。
場所
泊まったモデルハウスは、分譲地のなかにありました。
写真を撮り忘れましたが、表札は「一条工務店」と書いてありました。
場所によっては「一条」とだけ書いてあるところもあるようですが。
最初から形が悪い土地を、宿泊体験棟として建てたとのこと。
他の住宅メーカーの建築条件つき土地になっている部分もありますが、目の前一列すべて一条工務店のおうちでした。
分譲地を、各メーカーの建築条件付きで販売して、一条村(と勝手に呼んでいますが)ができるのだとか。
タイルの色、窓枠の色、ドアの色、太陽光発電の有無など、一度に見られると、自分の好みや「こういうのにしたい」というものが見えていいです。
一条工務店の宿泊体験棟の設備
ここからは、宿泊体験棟に実際に行ったかのように、写真いっぱいで紹介します。
玄関
斜めカットの上がりとシューズボックス4つの玄関口。
シューズボックスは5つまでは標準でつけられるとか。
入口から入ると白基地で明るい雰囲気。
キッチン
かなりゆったりしたアイランドキッチン。
基本的には標準仕様の中で、オプションの御影石カウンターになっている。
もちろん宣伝のため。
食器類はかなり充実。
子ども用のお皿も多く、子連れには嬉しい。
売っているのは住宅だけなので、食器類は安物だろうと思っていたのですが、ちゃんとそこそこのブランドで揃えていました。
例えばフライパンとお鍋はティファール 、グラスはイッタラ、マグカップやお皿はナルミなど。
コーヒー豆はインスタントしかなかったのですが、コーヒーメーカーはデロンギでした。
棚や冷蔵庫には、飲み物や調味料が大量に。
アルコールも含めて飲み放題です。
ただ、管轄しているオフィスによってはお水とジュースくらいしかないらしいので注意。
私が行ったところは、マネージャーの方針によって、かなり充実させているのだとか。
いつもしないのに、めっちゃお酒を飲んで、夜中にカップ麺を食べてしまいました。
調味料や調理グッズもあるので、自分で持ち込んで料理するのもしやすそうです。
ダイニング
キッチンが大きい分、ダイニングテーブルは4人用が置いてありました。
小さい子どもがいることは分かっていたので、ストッケのベビーチェアも置いておいてくれました。
助かる…!!!
リモコンがめちゃくちゃ多いので、後ろの棚に置ききれず、一部ダイニングテーブルの上にありました。
リビング
吹き抜けのリビング階段のある空間。
後ろの大きな窓の効果もあり、かなり広々した印象。
後ろの窓は9尺窓(3尺×3)で、標準仕様でつけられる大きさ。
1棟に2つまでまでは、標準料金だそう。
うちは子どもがいたので使いましたが、ベビーガードも階段の上下についていました。
これは階段上のベビーガードですが、メッシュ素材なので押したら下から抜けられそうなのはちょっと怖いですね。
自分で買って付けるか悩ましいです。
お風呂
洗面台のお部屋は広め、お風呂は通常サイズのものでした。
洗濯機置き場にアメニティがいっぱいあり、ホテルのようです。
タオルはもちろん、歯ブラシ、コンタクト洗浄液、シャワーキャップ、ブラシ、コットンなどが置いてあります。
化粧水などは自分で持っていきましょう。
お風呂場にも、いろいろ置いてくれています。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープに加えて、クレンジングオイルや洗顔料、シェービング剤もあって至れりつくせり。
ちなみに備えつけのドライヤーは期待してなかったのですが、プライベートで持っているものより強力な風が出るタイプでした。
寝室
主寝室はシングルベッドの2個並びでした。
さらぽかつきの家なので、エアコンはつけませんでしたが、サーキュレーターをつけっぱなしに。
さすがに真夜中にも音があるのはちょっと気になるところ。
あと2部屋にもちゃんとベッドと机が置いてありました。
大人数で泊まりに来る人もいるのかしら。
トイレ
1階も2階も標準でつけられるトイレでした。
TOTOとかメーカー品じゃないやつです。
特に不便もなく音も静かでした。
扉のカギがちょっとおしゃれなやつですね。
扉が閉まらないとカギも動かないので、閉じ込められることはなさそうです。
1階のトイレにはおまるも準備してありました。
うちも1〜2年後には、これでトイレトレーニングしなきゃいけないのかな。
一条工務店の宿泊体験で体験できたこと
一条工務店の宿泊体験では、性能を体感できるだけでなく、普通にレジャーとしても楽しめます。
私が体験して良かった順に解説します。
豪華な出前夕食と食べ飲み放題
宿泊体験では、夜ごはん代を精算してくれるのですが、その額1人3,000円(子どもも人数に含む)!
私たちの場合だと、3,000円×3人で9,000円。
うちの1歳児はまだ離乳食なのでお弁当を持ち込むので、実質大人2人で9,000円が予算に。
キッチンの引き出しに出前のチラシがいっぱい入っているので、悩んだ末、銀のさらに決めました。
3,000円弱のセットに、大トロや茶碗蒸しを追加して8,000円弱になりました。
冷蔵庫に冷えていたエビスビールとともに乾杯!
置いてあるカップ麺なども食べていいとのことで、寝かしつけした後に、旦那と晩酌タイム。
ビールをはじめ、ワイン(小ボトル)、氷結、ウイスキー(数種類ある中ジャックダニエルをチョイス)を次々とあけて楽しくなる。
たぶん営業さんのポケットマネーのような気がするけど、ケーキをいただいたので、寝る前に紅茶とともにいただく。
かなり接待されてる感じだが、相手が目の前にいないので気楽でいい。
広い家で食べ飲み放題なんて、テンション上がらない人はいないでしょう。
言わずもがな、翌朝は若干の二日酔いでした。
さらぽか(全館空調)の性能体験
今回の主目的である、さらぽかの性能を体感してきました。
日中33度、朝晩22度の日に、全館冷房として25度設定をつけっぱなし、エアコンなしで過ごした結果です。
床冷房
エアコンなしで快適に過ごせました。
25度設定だと足元が冷たいことはなかったです。
寝っころがるとちょっとひんやりしてて気持ちいい程度です。
リビングでは、ソファや床に座って過ごしていれば床の冷たさがダイレクトに伝わってくるので涼しいです。
一方ベッドに入ってからは、床に触れることがないので、最初は少し暑かったです。
とはいえ、設定温度をあまり下げても寒くなりそうなので、布団をかける量で調節。
サーキュレーター
リビングで過ごす分には全く気にならないです。
ただ寝室で夜中かかっているのはちょっと気になります。
寝付けない日は音が原因と思ってしまいそうなレベルです。
部屋ごとの温度差
全館空調だし、ドアを開けっ放しで過ごしていたので、ほとんど感じませんでしたが、2階は部屋ごとに少し温度差がありました。
理由はよくわからないですが、日が入る部屋だったり、サーキュレーターの強さが違うことかと想像します。
高気密住宅の音の響きやすさ
想像以上に音は響きやすいのは驚きました。
吹き抜けの下のテレビの音が2階まで聞こえるのは想定の範囲内。
ですが、2階の1番奥の寝室に寝かせていた子どものぐずり泣き声が、階段からも離れているキッチンから聞こえました。
扉を開けていたからというのが原因ですが、おそらくどの部屋にいても「だれかが喋ってる」くらいは分かるのではないでしょうか。
高気密住宅にするかどうか、真剣に迷っています。
標準設備の使いにくいところ
高気密だからこそ、性能の低いものに比べると厚みがあるものがあります。
かべ
機密性や断熱性が高いので、かべはかなりの厚みがありそうです。
それを物語るのは、窓わく。
窓を見ると、どこも出窓のようになっています。
しかし外から見ると出窓ではない。
どういうことかというと、かべが厚いのに、ガラスはそこまでの厚さがない分、この出窓みたいなスペースができてしまうようです。
掃除する場所が増えるのは面倒だけど、子どもは乗って遊んで楽しそうでした。
窓ガラス
標準仕様でも三重の防犯ガラスになっています。
かべの厚さで隠れがちですが、これもなかなかの厚みがあります。
厚いとどうなるかというと、開けるときに少し重いです。
もともと毎日開け閉めするタイプじゃないのでいいですが、頻繁に開け閉めするのには適していない気がします。
実際には全館空調もあるし、脱臭もできるし、エアコンもあるので窓を開けたり閉めたりすることは少ない気がします。
ハニカムシェード
うわさ通り、たしかに普通のブラインドと比べると重いです。
正直毎日開け閉めするのはおっくうになるレベル。
ただ一方で、レースのカーテン(暗幕じゃないほうのカーテン)の代わりに使うならいいかもと思います。
毎日開け閉めしたいなら、電動じゃないと嫌になる重さです。
どこで建てるかはいろいろ見てから決めよう
「正直どこで建てたらいいか決められない」
「他にもいいところがある気がするけど、何社も営業を受けるのは嫌だなあ」
そう思っていませんか?
たしかに家を買う、注文住宅を建てるというのは、人生で一番お金をかける場面なのに、簡単に比較検討できなくて分からないですよね。
「どこがいいのかわからない」「他にもあるのではないかと」と思う理由は、あなたがいろいろなハウスメーカーの違いを把握していないことが原因です。
とはいえ、展示場で1つ見るのに2時間近く拘束されたり、物理的に難しい部分があるのはたしかです。
そんなときにおすすめなのは、各社のパンフレットを取り寄せて家でじっくり見ること。
持ち家計画では、住所を入れるだけで建てられるハウスメーカーや工務店の資料を一括で請求できます。

そういうのってあちこちから営業さんが来るんじゃないの?

たしかにキャンペーンのパンフレットが送られてきたりするかもしれないけど、人がいっぱい来るわけじゃないですよ

そもそもパンフレットだけで分かるの?

全部がパンフレットだけで分かるわけではありませんが、何に強みを持っているのか、どんな取り組みをして、価格帯がいくらなのかはだいたい分かります。
やみくもにハウスメーカーを調べたり訪問するより、興味を持ったところに実際に行ってみるのが効率的です

今どきホームページ見れば分かるんじゃない?

ホームページには書けない割引キャンペーンもあるし、まだまだ紙のパンフレットの方が情報はたくさん載せているところが多いんです

興味のないところからも資料が来るのは面倒くさいな~

最初から知っているところだけを選択肢にすると、大手ハウスメーカーばかりになってしまって高額になることも多いんです
広告費をかけた分だけ知名度は高いですが、その分は購入者が負担する形です
パンフレットだけ見て興味がなかったら断るなら、そんなに手間じゃないですよ

電話がかかってくることもあるのかな?

ハウスメーカーや工務店によっては電話をかけてくるかもしれません
でも、まだ決めていなければ、きちんと「候補に入ったら連絡します」と伝えれば無理な営業はしてきません
人生で一番大きな買い物といっても過言ではない機会、後悔しないように今のうちにいろいろな会社を見てみましょう。
コメント